top of page

ドローンの飛行許可・承認申請のやり方|DIPS2.0・包括申請・個別申請をやさしく解説

執筆者の写真: 株式会社TRIPLE7
株式会社TRIPLE7
10 分前
読了時間: 9分

ドローンの飛行許可・承認申請は、国土交通省の「DIPS2.0」からオンラインで行えます。

飛行する場所や方法によっては事前の申請が必要ですが、すべての飛行で許可・承認を取らなければならないわけではありません。

また、仕事などで繰り返し飛行する場合には、一定期間の飛行をまとめて申請できる「包括申請」という方法もあります。

この記事では、申請が必要になるケースから包括申請と個別申請の違い、DIPS2.0での手続きまで、初めての方にも分かりやすく解説します。

この記事のポイント

  • 飛行する場所・方法によって、許可・承認申請の必要性が変わる

  • 包括申請なら、条件に応じて最長1年間の飛行をまとめて申請できる

  • DIPS2.0で申請でき、国土交通省は飛行の3〜4週間前からの準備を推奨している

ドローンの飛行許可・承認申請とは?

ドローンは、航空法のルールを守れば、許可・承認申請をせずに飛行できる場所や方法があります。

一方、人口集中地区の上空や夜間など、特定の条件で飛行させる場合には、原則として国土交通大臣の許可・承認が必要です。

このような飛行を「特定飛行」と呼びます。

飛行許可・承認申請とは、飛行する空域や方法、安全対策などを事前に届け出て、必要な審査を受ける手続きです。

一般に、規制された「空域」で飛ばすための手続きが許可、規制された「飛行方法」で飛ばすための手続きが承認です。

NAPAドローンアカデミーで一等・二等無人航空機操縦士の講習を行う様子
NAPAドローンアカデミーの講習風景。安全に飛行するための知識と操縦技術を学びます。

どんな飛行で申請が必要になる?

主な例を確認してみましょう。

飛行する場所・方法

許可・承認が必要になる主な例

人口集中地区(DID)の上空

市街地などの対象空域で飛行する

空港等の周辺

規制対象となる空域で飛行する

高度150m以上

地表・水面から150m以上の対象空域を飛行する

夜間飛行

日没後から日の出前までに飛行する

目視外飛行

機体を直接目視せずに飛行する

30m未満の飛行

第三者や第三者の物件との距離を30m以上確保できない

催し場所の上空

多数の人が集まる催し場所の上空を飛行する

危険物の輸送や物件の投下なども、特定飛行に該当します。

※一定の機体認証・操縦者技能証明などの条件を満たすカテゴリーⅡ飛行では、許可・承認申請が不要になる場合があります。

判断に迷ったときは、国土交通省の「飛行許可・承認申請ポータルサイト」で確認できます。

包括申請と個別申請の違い

飛行許可・承認申請には、飛行内容に応じた申請方法があります。

特に覚えておきたいのが「包括申請」と「個別申請」の違いです。

比較項目

包括申請

個別申請

主な用途

繰り返し行う飛行

場所や日時を特定する必要がある飛行

飛行期間

条件により最長1年間

申請する飛行内容による

飛行場所

経路を特定せずに申請できる場合がある

必要な場所・経路を指定する

特徴

継続的な業務などに便利

飛行条件に合わせて個別に審査される

包括申請|繰り返し飛行する場合

例えば、ドローンで建物の点検や空撮を継続的に行う場合、条件が合えば一定期間の飛行をまとめて申請できます。

これが包括申請です。

飛行経路を特定せず、都道府県単位や全国を対象として申請できる場合もあります。

ただし、包括申請を取得したからといって、すべての場所・方法で自由に飛行できるわけではありません。

許可・承認を受けた範囲や条件を守って飛行する必要があります。

個別申請|特定の場所や条件で飛行する場合

空港等の周辺や高度150m以上の空域など、飛行場所を特定して申請しなければならないケースがあります。

また、催し場所の上空など、場所に加えて日時の特定が必要になる飛行もあります。

例えば、包括申請を取得していても、その許可・承認の対象外となる特殊な飛行では、別途申請が必要です。

なお、趣味目的の飛行についても、飛行経路を特定した申請が必要です。

まずは実際に飛ばしたい場所と方法を決め、その飛行に合った申請を選びましょう。

DIPS2.0で飛行許可・承認申請をする方法

飛行許可・承認申請は、国土交通省のオンラインシステム「DIPS2.0」で行います。

国土交通省が案内する基本の流れは、次の5つです。

STEP 1|DIPS2.0にログインする

DIPS2.0の公式サイトへアクセスし、アカウントにログインします。

すでに機体登録を行っている方は、同じアカウントを使用できます。

初めて利用する方は、アカウントを作成しましょう。

STEP 2|機体情報を確認・入力する

飛行させるドローンの情報を確認します。

機体登録済みの場合は、登録された機体が表示されます。

必要に応じて、飛行許可申請に使用する追加情報を入力します。

STEP 3|操縦者情報を登録する

ドローンを操縦する方の情報を登録します。

登録済みの場合も、情報に変更がないか確認しておきましょう。

STEP 4|飛行許可・承認申請を行う

DIPS2.0の飛行許可・承認申請メニューから、申請内容を入力します。

主に確認するのは、次のような情報です。

  • 飛行の目的

  • 飛行する場所・空域

  • 飛行期間

  • 飛行方法

  • 使用する機体・操縦者

  • 安全確保のための対策

入力内容は、申請する飛行条件によって異なります。

必要事項を確認したら、申請書を提出します。

STEP 5|審査結果を確認する

申請後は審査が行われます。

内容の修正を求められた場合は、DIPS2.0で補正内容を確認して対応します。

審査が完了し、電子許可書が発行された場合は、DIPS2.0からダウンロードできます。

許可・承認が必要な飛行は、審査が完了し、必要な許可・承認を得てから実施しましょう。

※DIPS2.0の画面表示や入力項目は変更される場合があります。操作時には国土交通省の最新マニュアルをご確認ください。

飛行許可・承認申請は何日前までに行う?

国土交通省は、飛行開始予定日の少なくとも10開庁日前までに申請書類を提出するよう案内しています。

開庁日には土日・祝日は含まれません。

また、入力内容に不備がある場合は確認や修正に時間がかかるため、飛行予定日の3〜4週間程度前から余裕を持って申請することが推奨されています。

仕事で飛行日が決まっている場合は、特に早めの準備が大切です。

なお、10開庁日前までに申請したからといって、必ず飛行予定日までに許可・承認が得られるわけではありません。

申請が完了したら、そのまま飛ばせる?

飛行許可・承認を取得したあとも、飛行前に確認しておきたいことがあります。

飛行計画の通報

特定飛行を行う場合は、原則としてDIPS2.0で飛行計画の通報が必要です。

飛行計画通報は、飛行日時や経路などを事前に共有するための手続きで、飛行許可・承認申請とは役割が異なります。

飛行日誌と安全確認

特定飛行では、飛行日誌の作成なども必要です。

また、飛行場所によっては、航空法の許可・承認とは別に、土地・施設の管理者との調整や、ほかの法律・条例に基づく確認が必要になる場合があります。

飛行許可・承認を取得することは、安全に飛行するための準備の一つです。

実際の飛行前には、天候や周辺の人・建物、機体の状態なども確認しましょう。

NAPAの増田インストラクターがドローンの飛行前点検を行う様子
飛行前点検の様子。必要な手続きに加えて機体の安全確認も大切です。

NAPAでは、卒業後の飛行申請も相談できます

NAPAドローンアカデミーでは、国家資格を取得するまでの講習だけでなく、卒業後の飛行についても相談できる環境を大切にしています。

例えば、飛行申請や法令変更について分からないことがあれば、カスタマーが基本的な手続きの案内を行います。

複雑な飛行条件や実務上の判断が必要な場合には、インストラクターや実務担当者へ確認しながら対応しています。

飛行申請について詳しく学びたい方には、来校での相談もご案内しています。

国家資格を取得したあと、実際にドローンを飛ばしていくためには、操縦技術だけでなく、制度を理解し、安全に運用する知識も大切です。

NAPAでは、そうした学びも卒業後につなげていきたいと考えています。

NAPAの運用チームが現地でドローンを遠隔操縦・監視する様子
ドローン運用チームの様子。実際の飛行では申請内容に応じた安全管理が必要です。

ドローンの飛行許可・承認申請についてよくある質問

Q. ドローンを飛ばすときは毎回申請が必要ですか?

いいえ。すべての飛行で申請が必要なわけではありません。

飛行する場所や方法によって申請の要否が決まり、継続的な飛行では包括申請を利用できる場合もあります。

Q. 包括申請を取得すれば全国どこでも飛ばせますか?

いいえ。包括申請には許可・承認の対象範囲と条件があります。

全国を対象に申請できる場合でも、飛行場所の規制や個別申請の必要性を確認しなければなりません。

Q. ドローンの国家資格があれば飛行許可は不要ですか?

国家資格を持っているだけで、すべての飛行許可・承認が不要になるわけではありません。

一定のカテゴリーⅡ飛行では、技能証明・機体認証などの条件を満たすことで、許可・承認申請が不要になる場合があります。

Q. 飛行許可・承認の申請は何日前までに必要ですか?

国土交通省は、飛行開始予定日の少なくとも10開庁日前までの提出を求めています。

審査や補正に時間がかかることもあるため、3〜4週間程度の余裕を持つことが推奨されています。

Q. 飛行許可・承認を取得すれば飛行計画通報は不要ですか?

いいえ。飛行許可・承認と飛行計画通報は別の手続きです。

特定飛行を行う場合は、原則として飛行前に飛行計画を通報する必要があります。

まとめ|飛行許可・承認申請は、目的に合った方法を選ぼう

ドローンの飛行許可・承認申請は、DIPS2.0を使ってオンラインで進められます。

大切なのは、最初に飛行する場所と方法を確認することです。

  • 申請が必要な飛行か確認する

  • 包括申請と個別申請を使い分ける

  • 余裕を持ってDIPS2.0で手続きする

この3つを押さえておくと、飛行に向けた準備を進めやすくなります。

NAPAドローンアカデミーでは、操縦技術とともに、実際の飛行に必要な安全管理の考え方も大切にしています。

これからドローンを学びたい方は、無料体験会で目的に合った学び方をご相談いただけます。

【サクッと30秒】LINEで無料体験会を予約する!

※LINEのページに移動します。

※本記事は2026年11月4日時点で確認した情報に基づいています。飛行条件や申請手続きは変更される場合があるため、実際の申請時には国土交通省の最新情報をご確認ください。

bottom of page