高圧洗浄ドローンの価格はいくら? 始めるのに必要な機体・装置・資格を解説

高圧洗浄ドローンの価格は、機体の値段だけでは決まりません。ドローンで建物を洗うには、機体のほかに、高圧ポンプ・ホース・ノズルなどの洗浄の装置と、資格や飛行の許可、保険が必要です。どれを選ぶかで、総額は大きく変わります。
高圧洗浄ドローンは、「ドローン清掃」「ドローンのお掃除」とも呼ばれ、足場を組まずに建物の窓や外壁を洗える方法です。この記事では、2026年1〜8月だけで40以上の現場でドローン高圧洗浄を行ってきた株式会社TRIPLE7と、TRIPLE7が運営するNAPAドローンアカデミーが、高圧洗浄ドローンを買う前に知っておきたいことをまとめました。
この記事のポイント
価格は「機体+洗浄の装置+資格・許可・保険」の合計で考える
機体だけを買っても、建物は洗えない
いちばん大切なのは、安全に飛ばせる人と体制をそろえること
高圧洗浄ドローンの価格は「3つの合計」で考える
高圧洗浄ドローンを始めるときにかかるお金は、大きく分けて3つです。
かかるもの | 中身 | 価格の目安 |
① 機体 | 重い装置を積んで、安定して飛べる産業用ドローン | 例:DJI Matrice 400は約117万円(税込・メーカー希望小売価格)。予備のバッテリーは別 |
② 洗浄の装置 | 高圧ポンプ、ホース、ノズル、水の準備 | 選ぶ構成で大きく変わる |
③ 資格・許可・保険 | 国家資格、飛行の許可・承認、賠償責任保険 | 講習の内容や、飛ばす場所・方法で変わる |
※機体の価格は、2025年6月の発売時に公表された、保守プラン(DJI Care Enterprise Plus)付きの価格です。価格は販売店や構成によって変わります。購入の前に、販売店でお見積もりをとってご確認ください。

① 機体|産業用のドローンを使う
高圧洗浄では、ホースの重さや、水を出したときの反動を受けながら飛びます。そのため、空撮用の小さなドローンではなく、重い装置を積める産業用のドローンを使います。
TRIPLE7の現場では、DJIの産業用ドローン「Matrice 400」を使っています。メーカーが公表している最大飛行時間は約59分です。

② 洗浄の装置|機体だけでは洗えない
建物を洗うには、機体のほかに次のものが必要です。
高圧ポンプ:地上で水に圧力をかける装置です
ホース:地上のポンプと、空のドローンをつなぎます
ノズル:機体に取り付けて、水を噴き出す部品です
水の準備:水道やタンクなど、現場で水を確保する方法です
TRIPLE7の現場では、水圧5〜20MPaで、汚れや外壁の素材に合わせて洗い分けています。温水や純水も使えます。洗剤は、素材との相性を事前に確かめたうえで使います。
TRIPLE7の自社開発ノズルについて
NAPAドローンアカデミーを運営するTRIPLE7は、現場での経験をもとに、日本製の洗浄用ノズルを自社で開発しました。2026年12月に発売を予定しています。

③ 資格・許可・保険|仕事にするなら欠かせない
ドローンを飛ばすには、飛ばす場所や方法に合わせて、国の許可・承認が必要になることがあります。企業のお仕事では、操縦者の国家資格を確認されることもほとんどです。
また、もしもの時に備えた賠償責任保険も欠かせません。
資格については、こちらの記事でくわしく解説しています。

買う前に知っておきたいこと|大切なのは「人と体制」
高圧洗浄ドローンは、ホースでつながった機体が、建物のすぐそばで、水の反動を受けながら飛びます。機体や装置をそろえても、安全に飛ばせる人と体制がなければ、仕事にはなりません。
TRIPLE7の現場では、次の体制で作業しています。
4名体制:パイロット1名・補助者2名・安全管理者1名
約30分で一度着陸:安全を最優先に、約30分を目安に一度機体を下ろします
飛ばさない判断:風や現場の状況によっては、作業を止める判断をします
水を出した瞬間、機体は後ろへ押し戻されます。パイロットは、その動きにすぐ合わせて機体を保つ操作を、現場での経験と訓練で身につけています。
TRIPLE7が現場で大切にしている安全の確認は、10の項目にまとめています。

NAPAで、高圧洗浄ドローンを学べます
NAPAドローンアカデミーでは、実際に施工している会社のやり方を、そのまま学べます。
施工の現場を持っている:運営会社のTRIPLE7は、2026年1〜8月だけで40以上の現場を担当しました。高層ホテルの窓、スタジアム、工場の外壁など、条件の厳しい現場も多くあります。駅直結のホテル(地上約80m)では、窓のドローン高圧洗浄を日本で初めて行い、営業を続けながら約3時間で洗浄を終えました
講師も現場で飛んでいる:NAPAのインストラクターは全員が一等無人航空機操縦士です。ドローン高圧洗浄の現場で実際に飛んでいる講師から、直接学べます
航空会社の安全管理が土台:約20年間JALの国際線を飛んだ岩岡真吾が、講習と現場の安全を監修しています
講習では、TRIPLE7が施工の現場で行っている段取りと安全管理をもとに、機体の扱いから、洗浄の手順、地上スタッフとの連携、中止の判断までを学びます。
実務と同じ体制で行うため、少人数・時期限定での開催です。現在、次回募集の順番待ちを受け付けています。
建物の洗浄をご検討中の方は、運営会社の株式会社TRIPLE7が施工を承っています。
よくある質問
Q. 「ドローン清掃」「ドローンのお掃除」は、高圧洗浄ドローンと同じですか?
ほぼ同じものを指します。ドローンにホースをつなぎ、高圧の水で建物の窓や外壁を洗う方法を、「ドローン清掃」「ドローンのお掃除」と呼ぶこともあります。
Q. 高圧洗浄ドローンは、機体だけ買えば使えますか?
使えません。高圧ポンプ・ホース・ノズルなどの洗浄の装置と、安全に飛ばせる人と体制が必要です。
Q. 空撮用のドローンで洗浄できますか?
おすすめしません。ホースの重さや水の反動に耐えられる、産業用のドローンを使います。
Q. 国家資格がないと、高圧洗浄の仕事はできませんか?
すべての飛行で法律上必須というわけではありません。ただ、企業のお仕事では、操縦者の資格を確認されることがほとんどです。
Q. NAPAの高圧洗浄ドローン講習は、いつ受けられますか?
冬頃に募集し、定員になり次第締め切ります。順番待ちにご登録いただいた方に、募集が始まったらご案内します。
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2026年10月更新|安全教育監修:岩岡真吾(元JAL国際線パイロット)
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