二等無人航空機操縦士の学科試験 練習問題(無料・解説つき)
二等無人航空機操縦士(ドローンの国家資格)の学科試験は、三肢択一(a・b・c)で 50 問、制限時間 30 分、合格の目安は正答率 80% 程度(50 問なら 40 問)です。出題のもとは、国土交通省の「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第5版」(2026 年 7 月 14 日から試験に適用)です。
学科試験は、スクールの講習を受けた人も全員が受けます。NAPAドローンアカデミーでは、受講生の学科の練習に、学科試験対策アプリ「ドロガク」を使っています。ここでは、ドロガクの練習問題の中から 5 問を、答えと解説つきで載せます。まず自分で a・b・c を選んでから、答えを見てください。
この記事のポイント
二等の学科試験は、三肢択一で50問・30分。合格の目安は80%程度
本番と同じ形の練習問題5問を、答えと解説つきで紹介
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二等の学科試験は、こんな試験です
二等の学科試験 | |
問題数 | 50問 |
時間 | 30分 |
形式 | 三肢択一(a・b・c) |
合格の目安 | 正答率80%程度 |
出題のもと | 教則 第5版(2026年7月14日から) |
練習問題(5問)
第1問(航空法の定義)
航空法における無人航空機の定義として、正しいものを 1 つ選びなさい。
a. 構造上人が乗ることができない飛行機等で、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができる重量 100 グラム以上のものをいう。
b. 構造上人が乗ることができない飛行機等で、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができる重量 200 グラム以上のものをいう。
c. 構造上人が乗ることができない気球やロケットを含み、遠隔操作により飛行させることができる重量 100 グラム以上のものをいう。
答え:a
無人航空機は、①構造上人が乗れない、②遠隔操作または自動操縦で飛ばせる、③重量 100 グラム以上、の 3 つを満たすものです。b は重量が違います(100 グラム未満は模型航空機)。c の気球やロケットは、航空機にも無人航空機にも当たりません。(教則 第5版 3.1.1 (1))
第2問(緊急用務空域)
緊急用務空域に関する記述として、誤っているものを 1 つ選びなさい。
a. 操縦者は飛行開始前に当該空域が緊急用務空域に該当するか確認する義務がある。
b. 人口集中地区上空の飛行許可があれば緊急用務空域でも飛行させることができる。
c. 重量 100 グラム未満の模型航空機も緊急用務空域では飛行禁止の対象となる。
答え:b
空港の周辺・150m 以上・人口集中地区の上空の許可を持っていても、緊急用務空域は飛ばせません。a と c は正しい文です。「誤っているものを選ぶ」問題は、3 つのうち 2 つが正しい文なので、問いの読み落としに注意してください。(教則 第5版 3.1.2 (2) 1) b.)
第3問(飛行計画の通報)
特定飛行を行う場合の飛行計画の通報に関する記述として、誤っているものを 1 つ選びなさい。
a. 損害賠償のための保険契約の有無及びその内容も飛行計画の記載事項である。
b. 飛行計画はあらかじめ通報することが困難な場合でも事後通報は一切認められない。
c. 特定飛行に該当しない飛行でも、飛行計画を通報することが望ましい。
答え:b
あらかじめ通報するのが難しい場合は、事後の通報でもよいとされています。「一切」のような言い切りは、誤りの選択肢によく使われます。a の保険の有無と内容も、飛行計画の記載事項に含まれています。(教則 第5版 3.1.2 (3) 2) a.)
第4問(小型無人機等飛行禁止法)
小型無人機等飛行禁止法の制度概要として、正しいものを 1 つ選びなさい。
a. 重要施設及びその周囲おおむね 1000m の周辺地域の上空における飛行を禁止するものである
b. 重要施設及びその周囲おおむね 300m の周辺地域の上空における飛行を禁止するものである
c. 重要施設及びその周囲おおむね 3000m の周辺地域の上空における飛行を禁止するものである
答え:a
重要施設とその周囲おおむね 1000m の上空が飛行禁止です。300m は、法改正の前の数字です(2026 年 7 月の改正で、おおむね 1000m に広がりました)。古い教材で覚えた人は注意してください。(教則 第5版 3.2.1 (1))
第5問(操縦者のパフォーマンス)
操縦者のパフォーマンスの低下に関する記述として、正しいものを 1 つ選びなさい。
a. 疲労を感じても飛行を継続する傾向があるため、飛行時間を適切に管理する必要がある。
b. 疲労を感じると自ら飛行を中止する傾向があるため、飛行時間の管理は不要とされる。
c. 疲労は操縦技量の向上により解消されるため、飛行時間の管理は補助者に任せてよい。
答え:a
操縦者は、疲れていても飛行を続けてしまう傾向があります。だから飛行時間の管理が必要です。b・c は「管理は不要」「任せてよい」としている点が誤りです。(教則 第5版 5.3.1)
何問できましたか?
5 問中 4 問以上なら、本番の合格ライン(80%)の感覚です。間違えた問題は、解説の教則の節番号を手がかりに、教則の本文で確かめてください。

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学科試験の申し込み方法や勉強の進め方は、ドロガクのコラムにまとめています。
よくある質問
Q. 二等の学科試験は、何問・何分ですか?
三肢択一で50問、30分です。合格の目安は正答率80%程度です。
Q. 学科試験の過去問は、公開されていますか?
実際に出た問題は公開されていません。この記事の問題は、教則 第5版に基づいて作った練習問題です。国土交通省は、サンプル問題を公開しています。
Q. スクールで講習を受けても、学科試験は受けますか?
受けます。講習を修了すると実地試験は免除されますが、学科試験は全員が受けます。
※ 問題と解説は、国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第5版」に基づいて株式会社TRIPLE7が作成・編集し、NAPAドローンアカデミー代表の岩岡 真吾が監修しています。学科試験の過去問(実際に出た問題)は公開されていないため、これらは練習問題です。
出典:国土交通省「無人航空機操縦者技能証明等」「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第5版」、日本海事協会「学科試験」。制度の内容は変わることがあります。
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2026年10月更新|問題監修:岩岡真吾(元JAL国際線パイロット)
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